2009/10/17
グリムへの道
iCloneで夢中になって遊んでいたら、困ったことが……。
DAZ StudioでiCloneのショートカットやマウス操作をしてしまうっ!!
iCloneときたら、フィギュア操作で良く使うショートカットをCtrl+Qなぞに割り当てやがって、DAZ Studio終了しちゃうじゃないか、コラァーーーッ!!
それはさておき、今回はiClone4の新機能、パス・アニメーションの機能を使って人形遊びの神髄に迫りたいと思います。(大嘘)
パス・アニメーションはフィギュアが動く軌道を簡単にコントロールすることができるスグレモノ。iClone3でもキャラクターに「前に歩く」というコマンドを指定して目的地を指定すれば勝手にそこまで移動してくれるという便利な機能がありましたが、iClone4では途中で曲がったりUターンしたりグルグル回ったりと、自分の思い通りの道筋を予め書いておけば、フィギュアがその通りに移動してくれるのだっ!!
パスは独立しているのでいろんなフィギュアで共有したり、コピーして一体分だけずらしたりもできるので、この機能を使えば卒業式の卒業証書授与シーンなどを最初から最後までバッチリ再現できてしまいますよっ!!(再現する必要なし)
例えば上の画像はドラゴンを取り囲むように配置されたパスですが、パスをドラゴンとリンクさせればドラゴンと一緒にパスも動くので、空を飛び回るドラゴンの周りを戦闘機が急速旋回しながら追撃するド迫力のシーンなども、パスなしでは考えられない簡単さで撮影できる……はずっ!!
というわけで、早速ドラゴン村の上空にパスを張って、魔女の宅急便ごっこをすることに☆
村の上空に適当にパスを描いたら、進行方向にパスを指定するだけ。上空からの村の景色を堪能するぜっ!!
……え!?
魔術子もやってみたいって!?
しかたないなー。
それじゃー、特別にクローン魔術子を飛行機に載せてあげよう。飛行機フィギュアは元々プリセットされていないものの、"飛行機のダミー"というプロップが入っていて、これに入っている「前に進む」コマンドを実行すると人体フィギュアの移動よりずっと速く移動するようになっているのだ。
これはつまり、モーションは用意しておくから、フィギュアは自分で用意してね(買ってネ♪)というわけですね。く、ぉ、の、商売上手めがぁーーーッ!!!
と、そんなこんなでしばし魔術子と空の散歩を楽しんでいたら、魔術子がハイポリのせいもあってか、残念ながらiCloneがフリーズしてしまいました。……プロジェクト保存してなかったけど、まぁ、魔術子も大分楽しんだようだし、いいか。
レンダリングもムービーもなし、誰に見せるわけでもなく、ただその場のひと時を愛する人形達と楽しく過ごす……。これこそが人形遊びの真骨頂だぁーーーーーッ!!!(何故か涙が…)
気を取り直して、このパス機能でやりたかった本命、魔術効果のエフェクトに挑戦!!
パスを使えば、五芒星形を描く炎や、天上から落ちてくる黄金の光、アーシングのエネルギーの流れ、といったものを作るのが一気にやりやすくなるはず。
とりあえず今回は練習なので、適当にフィギュアの周りをぐるぐる回る光を作って遊んでみました。前回入手したpopVideo Converterを使って魔術子のカバラ十字動画を読み込み、足元に魔法円っぽくビデオ・エフェクトを貼り付け、プリセットのパスの一つを呼び出して魔術子ムービーの周りに配置、と、もはやiCloneのアクター不在のビデオ合成ソフト状態(^^)
iCloneのパーティクルというエフェクト・プリセットから炎の玉みたいのを呼び出してパスを指定。パーティクルには進むコマンドみたいのがないのでどうやって動かすのか暫く悩んでしまいましたが、単純にタイムラインを移動して目的地ポイントを指定すれば良いのですね。当たり前のことなのに、iCloneの便利すぎる機能のせいで思わず忘れてしまいます……。
うん、まだ動きを自在にコントロールするには程遠いけど、これはじっくり取り組み甲斐があるぜっ!! 何と言っても、後からビデオ編集ソフトでパーティクル合成するのと違って、シーンを再現しながらその場で試行錯誤できるというのは良いですね。これでカッコイイ魔術バトルシーンを作るぜッ!!
あれ? 魔術子?
なんだか、変なもの呼び出しちゃったみたいだよ……。
それにしても魔術子の格好、さっきから何か気になるんだけど、何だったっけ。
……ああっ!! 赤ずきんだよっ!!
丁度昨日、諸星大二郎の赤ずきん読んだせいもあるけど、フードが頭巾に見えるんだね。折角だし、全部赤くしてグリムごっこしてみるかっ!!
(そして冒頭の画像へと続くのであった……)
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