2009/07/13

LIVE FREAKY! DIE FREAKY!

*「リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!」(監督:ジョン・ロッカー) より

 チャールズ・マンソンによるシャロン・テート殺害事件をモチーフにしたパペット・ミュージカル、「LIVE FREAKY! DIE FREAKY!」を観ました。実はこれ、アーシア・アルジェントが声の出演で参加しているんです! いくらアーシアにはまっているとはいえ、流石に声だけということで別に見るつもりはなかったんですが、アーシア作品の中古DVD漁りをしている最中にワゴンセールで数百円で売っていたというのはマイ・ゴッデスのお告げに違いあるまいということで買ってみました。

 パペット・アニメーションということで、3D人形アニメを作ろうとしている私にとってはその方面でも何か参考になるかもしれませんしね!

 ところでパペットとは手や指で操作する人形のことですが、そういえばパペットマペットの"マペット"ってなんだろうと思って調べたら、セサミストリートとかで有名な操り人形師のジム・ヘンソン氏がパペットとマリオネット(糸で操作する人形)をくっつけて作った造語なんだそうです。

 というわけで、期待もほどほどに観てみたんですが、これがまた予想外に(失礼!)面白い!! パペットとはいえストップモーションで撮影してるので、操作してる人間とかは写っていません。むしろシュヴァンクマイエルな感じですがクレイアニメとは違って、動くのは身体全体の大雑把な間接と舌、瞼などに限られていて、これがまた良い意味でのチープな感じを醸し出しています。

 中でもシャロン・ヘイト役のTheo Koganが歌う"Strangle a Tree"という曲が最高なんです。自動車に乗って、木を伐採しろだの燃やせだのオゾン層を破壊しろだのと非エコロジカルなメッセージをブロードウェイ風の軽妙洒脱なサウンドに載せて歌うんですが、これもう、本当に大好き。一日一回は聞かなきゃやってられないってぐらい素敵☆
 
 いや、念のために言っておくと、あくまでミュージカルの一シーン、一楽曲として素晴らしいという話であって、別に私が非エコロジストだとか歌詞に共感するとかそういうことではないんです。セーラームーンのミュージカルでも悪役が悪を謳歌する歌が必ずありますが、その歌をカッコイイとは思っても、別に悪に共感しているわけではないというのと同じです。悪があってこその正義、不道徳があってこその道徳、ということですね。

 ただ、この作品の場合、360度不道徳なところがアレですが………。

 このシーン以外でもシャロン・ヘイト役の人形はとにかく可愛くて、静止画像で見ると別に可愛いとは思えない顔なのに、動いて喋ると実に可愛いんです。ちなみにまばたきする時は瞼プロップが一瞬貼り付いて消えるというユニークな手法のため、目を閉じると目が大きくなります。リアルとはかけ離れた方法ですが、これがまた実に魅力的で、人形アニメ的にも一見の価値ありですよ、奥さんっ!!

 ちなみにアーシアは脇役なので出番はそんなにないんですが、実写では絶対できないような過激なシーンを演じていますので、アーシア・ファンとしてもそれなりに楽しめるかと思います。……というか、この映画無修正でいいいの?と心配してしまう程、過激かつ変態カットだらけなので、アニメとかミュージカルとかの話以前の段階で、人にはお勧めできません!! 今まで素敵とか一見の価値ありとかさんざん言ってきましたが、全部なかったことでお願いします。。。


 魔術子もかなり気に入っちゃったみたいで、妙な悪影響が…。

 あんまり悪い子にならないでね(><)

2 件のコメント:

  1. あぶちろん2009年7月17日 15:52

    最近、携帯を最新機種にして魔術堂をみて、ここの存在に気がつきました。それから、狂ったように拝見させていただいています、可愛い魔術子ちゃんを!BONEの動画も拝見しましたが、しっかりお気に入り行きでした。

    本当に、更新を楽しみにしております。

    あぶちろん

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  2. わー! あぶちろんさんありがとうございます。
    嬉しくて泣けてくるようなコメントを頂き大変恐縮です!!
    今後も魔術子ともども宜しくお願い申し上げます(_ _)

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