iCloneと外部ソフトとの橋渡しをするファイル変換ソフト、3DXChangeの新バージョン3DXChange 4が来ましたよっ!!
DAZ Studioで組み立てたフィギュアでiCloneのアニメ作成機能を使いたい私としては、今回非常に期待しているのがFBXフォーマットでのボーン付き、モーション付き変換機能。これで魔術子がiCloneで自由自在に動かせる……はずなのだっ!!
というわけで早速書き出し、……を、あれ?
えーと、もしかしてもしかしてもしかして、FBXで書き出すには別売りのFBX Plugin for DAZ Studioを買わないといけない…? マジ!? 99ドルぅーーー!!
……ふっ、ふっ、ふっ、しかし!! こんなこともあろうかと、FBX Pluginは1.99ドル(約200円)で特売されてたときにしっかりゲットしておいたのだぁーーー!! DAZ 3D、敗れたりッ!!(いや、負けてないから)
3DXChange4にはStandard版とPro版があって、FBXのインポート/エキスポートはPro版のみ対応、というわけで、ポチッと注文☆
では早速、やってみるぜッ!!
とりあえず私が期待している通りのことが本当にできるのかを試すため、魔術子(Ball Joint Doll)をiCloneに持っていってみることにします。
……が!! いきなり挫折!! Ball Joint DollをFBXでエキスポートできない!! エラーがでて変換が終了してしまう!! オーマイ、ガッ!!
書き出せないのでは変換もクソもありません。3DXChangeに触れることもなく終了。戦わずして敗れたり……。
この時点で既にモチベーションはZERO!! もうお菓子でもヤケ食いして寝たい心境なのだけど、とりあえず気を落ち着けて他のフィギュアを変換してみます。
結果、Victoria4とかAiko4とか、Aiko3とか、まずFBXで書き出せなかったり書き出せたり、しかし書き出せても3DXChangeで読み込めなかったりと、なかなか思うようには働いてくれません。デフォルトの裸のAiko3は成功したけど、こんなん読み込めてもなぁーー。
ハイポリほど成功率が低そうな感じはあるのだけども、必ずしもそうでもない様子。ただでさえモチベーションがZEROなので、原因追求に勤しむ気力なんてないのさっ!!
とりあえず成功したフィギュアで手順を載せておきます。成功したのはブードゥードールのVoodyちゃん☆
DAZ StudioでVoodyをロード。FBXはフィギュアのボーン情報のみならずモーションデータも含められるので、とりあえず歩く動作のモーションもここでつけておきます。出来上がったらExportでfbxを選んで保存。保存する時のオプション画面の設定などは3DXChangeのマニュアルに書いてあります。
保存したfbxファイルを3DXChangeでオープン。DAZ Studioから持って行くとフィギュアが90度ずれて横になっているので、Rotateに90を入れて起こします。
ここで「Convert To Character」というボタンを押すとiClone上でボーンが動かせるノン・ヒューマン・キャラクターとして書き出せるようになります。このボタンを押さないとiProp形式になるのでiCloneでポーズはつけられません(組み込んだモーションは再生可能)。今回はConvert To Characterを押してからExport。
iCloneでアバター化したVoodyをロード。おお! ちゃんと読み込めましたよ☆ DAZ Studioで付けておいたモーションはちゃんと引き継がれていて、iCloneのアバター同様に右クリックで表示される「Perform」内のモーションコマンドを選択して動かせます。更に、iCloneのノンヒューマン・キャラクターと同じ扱いでボーンもそれぞれ手動で弄れるので、ポーズ変えたり(面倒くさいけど!)、頭おっきくしたりとかもできちゃいます。
ついでにもう一つ、成功したのがPredatrons Goblin。これはテクスチャー含め実に綺麗に移植できました。モーションも完璧そのまま。DAZ Studioで動かしてる時と一緒の見た目で、なおかつ当然ながらiCloneのキーフレームエディターやパスアニメーション機能が使えるのだからこれは嬉しい!! どのフィギュアもこんな風にすんなり移植できたら最高なのにぃ~ーーーーー!!
ついでにもう一つの新たな機能、逆移植パターンも試してみます。iCloneのアバターやフィギュアを3DXChange経由でOBJファイルに書きだすというもの。コンテンツ保護されてないもののみ書き出し可能、とのことですが、とりあえずiCloneのデフォルト・キャラとかjamキャラなどは問題なく書き出せました。まず3DXChangeにiCloneのファイルをロード。
ここでポーズとか変更してOBJファイルにエキスポート。ポーズの変え方とかまだよくわかってませんが、iCloneのモーションファイルをウィンドウ内にドラッグしたらポーズ変わったので、何らかの方法で望みのポーズをとらせることができる……はず。
というわけで最後にiCloneのドラゴンとKanonちゃんをDAZ Studioに取込んで、DAZ Studioでレンダリング。OBJファイルはポーズ変えたりできないので、以前の魔術子との共演時とは逆に、今回は魔術子だけが動かせる状態。
まぁ、これはこれでiCloneのコンテンツを他のソフトでも使えるようになったということで、iCloneコンテンツのコストパフォーマンスが少し良くなったと言えるかも!?
あとは、iPropをキャラクター化できるので、今まではポーズ付けれなかったiCloneの動物フィギュアをポーズ付けれるようにしたり、モデリング・ソフト使ってる人ならiCloneキャラを自分で形状カスタマイズしたりとか、人によってはとても有意義な使い方ができるソフトなのではないでしょうか。
というわけで、結論は……
3DXChange 4 Pro、魔術子使えず、全く意味無しッ!!!!!